カクタスシルクとは、モロッコに自生するリュウゼツランというサボテン科の植物から採れる天然繊維のことです。別名『sabra(サブラ)』『モロッカンシルク』『サボテンシルク』とも呼ばれており、シルクのような光沢があるのが特徴です。
ラグやクッションカバーはカクタスシルクの糸とコットンをMIXして織られているので、肌触りが良くさらりとした質感に仕上がります。薄手ですがしっかり目の詰まった織物で、タペストリーとして壁にかけてもおしゃれです。
ひとつひとつにベルベル人の伝統模様が手刺繍で施されており、素朴で温かみのある雰囲気が魅力です。
また、作り手が感覚で刺繍していくため、似たような模様でも色使いや位置などに違いがあり、ひとつひとつ個性があります。
全てモロッコのベルベル人の女性のハンドメイドで、一点物となっております。ぜひお気に入りのものを見つけてくださいね。
ネップとは糸の繊維が絡み合ってできた節(糸のかたまり)のことです。綿やリネンなどの天然素材の糸によくみられる現象で、カクタスシルクも植物の繊維からできているため、織物の所々にネップがあります。これはこの素材の特徴であり味でもあるので、基本的にはそのままお客様のお手元へお届けしています。
クッションカバーなど小さいものはネップが少なく、逆に目立ってほつれのように見える場合もあるので、そのようなものに関しては、検品時にお手入れをして目立たないようにしています。
ラグやプフ、ロングクッションカバーは面積が広い分ネップも多くみられるものもあるので、自然な風合いを壊さないよう、なるべくそのままの状態でお届けしています。(使用上問題がありそうなところは、検品時にお手入れをしています。)
人の手で作られた『温かみある手仕事の物』を皆さまにお届けしたい、カクタスシルクの自然な風合いをそのままお届けしたいという想いから、このような対応をさせて頂いております。疑問点などありましたら、お気軽にお問い合わせください。(現在、InstagramのDMのみの対応しております)
※ネップがどうしても気になるのであれば、ご自身でお手入れすることも可能です。
手芸用のかぎ針(細めがおすすめ)を裏面から気になる箇所に刺し、ネップを引っかけて中に引き抜きます。そうすると表面にあったネップが裏面へ移動します。刺繍から飛び出た糸なども、同様の方法で処理することができます。